第53回全日本吹奏楽コンクール(職場・一般の部)

とうとう今年のコンクールもこれで終了。全国に限らず、各地でがんばった全ての参加団体のプレイヤーさんにお疲れ様!
結果は以下のとおり。ソースは前回と同様おがりんさんです。

【職場の部】
1 松下電工 2:吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」より(伊藤康英)・・・銀

2 JR東日本東北 4:オリエント急行(P.スパーク)・・・銅

3 NEC玉川 2:ミュージカル「マイ・フェア・レディ」セレクション(F.ロウ/arr.杉本幸一)・・・銀

4 ブリヂストン久留米 1:交響詩「ローマの噴水」より (O.レスピーギ/arr.木村吉宏)・・・金

5 新日鐵室蘭 3:ペルシス(L.ホゼイ)・・・銅

6 新日鐵名古屋 2:バレエ音楽白鳥の湖」より第3幕の情景、スペインの踊り、終曲(P.I.チャイコフスキー/arr.淀彰)・・・銀

7 NTT西日本中国 2:トリビュート・トゥ・カウント・ベイシー・オーケストラ (C.ベイシー他/arr.真島俊夫)・・・金

8 NTT東日本東京 1:三つのジャポニスム真島俊夫)・・・銀

ヤマハ浜松と阪急百貨店が出場してなくてさびしい限りですが、NTT中国が大人のジャズで金賞を受賞したのが本当にうれしい。DVDが楽しみです。
斬新な選曲といえばNEC玉川のミュージカル路線ですが、これは聴きたかった。あと評判の高かった新日鐵名古屋の白鳥と、NTT東日本の邦人路線。これらがCDでも聴けないというのは酷い。キングレコードは来年こそきっちりと大人の部の良さを認識して姿勢を改めて欲しいものです。

【一般の部】
1 祇園ウインドアンサンブル 5:交響詩「ローマの松」より(O.レスピーギ/arr.木村吉宏)・・・銅

2 浜松交響吹奏楽団 5:交響組曲「ガイア」より「地球の歴史に於ける全ての戦争犠牲者に捧げる」「地球誕生から文明創世まで」(天野 正道)・・・金

3 東京正人吹奏楽団 1:幻想交響曲よりV. サバトの夜の夢(H.ベルリオーズ/arr.鈴木正人)・・・銀

4 アンサンブルリベルテ吹奏楽団 5:ストコフスキーの鐘(M.ドァティ)・・・金

5 J.S.B.吹奏楽団 1:交響組曲第10番「BR II」より(天野 正道)・・・銀

6 北見吹奏楽団 2:ローザのための楽章(M.キャンプハウス)・・・銅

7 鏡野吹奏楽団 2:管弦楽組曲「第六の幸運をもたらす宿」より(M.アーノルド/arr.瀬尾宗利)・・・銅

8 創価学会関西吹奏楽団 1:バレエ音楽中国の不思議な役人」より(B.バルトーク/arr.小澤俊朗)・・・金

9 大曲吹奏楽団 1:青い水平線(F.チェザリーニ)・・・金

10 宝塚市吹奏楽団 1:シダス(T.ドス)・・・金

11 秋田吹奏楽団 5:エクスピエィション(天野 正道)・・・銀

12 土気シビックウインドオーケストラ 1:交響曲第3番より(J.バーンズ)・・・銀

13 百萬石ウィンドオーケストラ 2:バレエ音楽中国の不思議な役人」より(B.バルトーク/arr.仲田守)・・・銅

14 相模原市吹奏楽団 5:相授譚〜相模原民話傳説「大猫ばやし」による〜(長生 淳)・・・銀

15 川越奏和奏友会吹奏楽団 5:枯木のある風景(飯島 俊成)・・・銀

16 佐賀市吹奏楽団 5:マリアの七つの悲しみ(樽屋 雅徳)・・・銀

一般の部はCDに従来どおり全団体収録ということで、ほっと一安心。しかし課題曲が収録されるかどうかは未知数なんですよね。情報が錯綜していて非常に不安です。キングレコードさん、早めに情報をお願いします。
今年は波乱といっていいかもしれません。昨年まで絶対的な格の違いを見せつけていた土気シビックがまさかの銀賞! 佐藤正人氏が率いる2団体が両方とも銀賞! そして昨年の雪辱を晴らし、浜松交響楽団が復活の金。雪辱といえば2000年に同じ会場で残念な結果に終わっていた宝塚市吹が初の金賞を受賞! 復活といえば大曲吹の久しぶりの金賞もうれしいですね。DVDであの特徴的な指揮が見れるのだからたまりません。
九州代表は2団体とも銀賞ですが、両方ともなかなかの熱演だったと伝え聞いております。お疲れ様でした!
CDで楽しみなのは、やはり新曲を演奏している団体でしょうか。コンクールで初録音となるのは、「ガイア」(天野正道)、ストコフスキーの鐘(ドアティ)、「BRII」(天野正道)、シダス(ドス)、相授譚(長生淳)、枯木のある風景(飯島俊成)、マリアの七つの悲しみ(樽屋雅徳)の7曲。全て銀賞以上なので聴き応えがあるはず。
他はもちろん土気シビックのバーンズ3番!銀賞とはいえかなりの演奏のはずです。関吹の役人はゴリゴリ来そうですね(笑) 大曲のブルーホライズンは想像がつきません。多くの団体が演奏した課題曲5を聴き比べるのも面白いかも。
今年のコンクール熱はまだ覚めません。CD&DVD発売のときにまた感想を書きます。