大阪市音楽団「シンフォニア・ハンガリカ」

シンフォニア・ハンガリカ

フォンテックから発売されている大阪市音楽団の何枚目かのCD。「ニュー・ウインド・レパートリー」などに比べると大曲志向なので、上級バンドの参考音源や一般の吹奏楽ファンにお薦め。
きたろーは昨年のコンクールでの大牟田奏友会の演奏が気に入って、「シンフォニア・ハンガリカ」の全曲版を聴きたくなって買いました。

収録曲
歌劇「運命の力」序曲ジュゼッペ・ヴェルディシンフォニア・ハンガリ(ヤン・ヴァン=デル=ロースト)
プラハのための音楽1968(カレル・フサ)

運命の力」はオーソドックスな演奏。ドライブ感や思い切りに欠けるとも言うが。
メインの「シンフォニア・ハンガリカ」、「アッティラ!」はもう少し激しく演奏してもらいたい。叫び声も元気なくて、あんまりフン族魂が聴こえてきませんよ。「イシュトヴァーン」も壮大さが感じられない中途半端な演奏。
プラハ」は過去の名演が数ある中で、もっと新解釈というか、せめてプロらしい確実な演奏をしてもらいたいと思った。木管の音は細いし、シャープさがないし、サウンドはまとまってないし、緊迫感もないし、レベルが低い。これなら愛工大名電の演奏のほうが数倍優れている。
大曲を並べたのはいいが技量が伴っていない印象。曲が肌に合わなかったのだろうか?