2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

北山猛邦『少年検閲官』

少年検閲官 著者:北山猛邦 出版:東京創元社 2007年1月 大戦争と大洪水の後、世界的な検閲によって書物が失われてしまった世界。特に「ミステリ」は、人知を超えた犯罪の方法が記された危険な書物として真っ先に抹消されてしまった。海軍将校だった父から「…

島田荘司&高田崇史

犬坊里美の冒険 著者:島田荘司 出版:光文社カッパノベルス 2006年10月 司法試験に通り、司法研修生として倉敷の山田弁護士事務所に配属された犬坊里美だが、いきなり難事件が舞い込む。総社の神社境内にある離れの床下から突然死体が発見されたのだが、お…

全日本吹奏楽コンクール2006・一般編1

久しぶりの吹奏楽エントリです。 全国大会一般の部のCD。貧乏生活ゆえ購入を我慢していたのですが、やっと聴くことができたので。 全日本吹奏楽コンクール2006 大津シンフォニックバンド (5)ウインドオーケストラのためのディテュランボス(高昌帥)――銀 松陽OB吹…

西澤保彦『人格転移の殺人』

人格転移の殺人 著者:西澤保彦 出版:講談社文庫 2000年(講談社ノベルス 1996年) アメリカのとあるショッピングモールにひっそりとたたずむ商売気の薄いファストフード店に入った苫江利夫は、突然の大地震に見舞われ、店にいた6人の男女とともに、なぜか…

まとめて

時を巡る肖像 著者:柄刀一 出版:実業之日本社 2006年11月 ピカソの空白 『金蓉』の前の二人 遺影、『デルフトの眺望』 モネの赤い睡蓮 デューラーの瞳 時を巡る肖像 物事の実装を視覚的に捉え描く「天眼」の持ち主である隻眼の巨匠、冷泉朋明。冷泉の絵画…