2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

西澤保彦『収穫祭』

収穫祭 著者:西澤保彦 出版:幻冬舎 2007年7月 1982年8月12日、台風のために暴風雨に見舞われた首尾木村。村の中学生ブキ、カンチ、ゲンキの3人は、カンチの家の離れに集まって夜をすごしていたが、同級生の繭子の悲鳴を聞いて様子を見に行くと、繭子の家族…

吹奏楽コンクール福岡支部予選(高校の部)

第52回福岡吹奏楽コンクール・高校の部2日目を(途中まで)見てきましたよ。城東や精華など全国大会常連校がひしめき合うブロックですから、例年レベルが高いわけですが、今回はいまひとつ低調ですかねえ。以下、ピックアップして感想。 九州の横綱、福岡工…

昨日の報道ステーション

なんとなくテレビをつけていたら、「報道ステーション」で福島瑞穂社民党党首が出演していました。ちなみに、私個人的に「報道ステーション」は、そのワイドショー的扇情的スクープ優先的浅薄的姿勢が嫌いなんですが、時間帯のせいなのかテレビをつけるとこ…

西澤保彦『麦酒の家の冒険』

麦酒の家の冒険 著者:西澤保彦 出版:講談社文庫 2000年(講談社ノベルス 1996年) 夏の終わり、高原に出かけたタックら四人組はその帰り道、山の中の迂回路でガス欠のために立ち往生してしまう。仕方なく、近くにあるという民家に救いを求めてさまよう4人…

アガサ・クリスティー『青列車の秘密』

青列車の秘密 著者:アガサ・クリスティー(田村隆一訳) 出版:ハヤカワ文庫 1982年(原書 1928年) ロンドンからパリへと向かう青列車の中で、富豪婦人の遺産を相続したキャザリンと、アメリカ大富豪の一人娘ルスは出会った。しかしリヨン駅につく直前の夜…

2007年度吹奏楽コンクール課題曲

今年のコンクールも実はもう始まっているわけですが、きたろーは課題曲を「なにわ」のCDで初めて聴きました。 で、遅ればせながらその感想。 課題曲I:ピッコロマーチ タイトルに現れているような軽やかさを出すにはとても難しい曲だと思いました。特に前半…

田村栄子・星乃治彦編『ヴァイマル共和国の光芒』(その2)

というわけで内容について。本書は6名の執筆者による論文集で、全部でIII部9章から成っている。 序章 ヴァイマル共和国研究史―「ナチズムと近代の相克」の視点から―(田村栄子) 第I部 「国民国家」ヴァイマルの実相 第1章 国民国家・地域・マイノリティ(伊…

田村栄子・星乃治彦編『ヴァイマル共和国の光芒』

ヴァイマル共和国の光芒―ナチズムと近代の相克作者: 田村栄子,星乃治彦出版社/メーカー: 昭和堂発売日: 2007/05メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る 日本におけるヴァイマル共和国研究の決定版、とも言うべきものが出た。もち…

なにわ《オーケストラル》ウインズ2007

なにわ《オーケストラル》ウインズ2007 蘇る火の鳥(スティーヴン・ライニキー) ウィリアム・バード組曲(ゴードン・ジェイコブ) 序曲「春の猟犬」(アルフレッド・リード) H.R.H.ケンブリッジ公(マルコム・アーノルド) アンデルセン物語(マーティン・…

「ゴスフォード・パーク」

ゴスフォード・パーク(2001) 監督:ロバート・アルトマン 出演:マギー・スミス、マイケル・ガンボン、クリスティン・スコット=トーマス、エミリー・ワトソン 映画館でも観ましたが、久しぶりにまた観たくなってレンタル。 1930年代イギリス、貴族たちが…

西澤保彦『ソフトタッチ・オペレーション』

ソフトタッチ・オペレーション 神麻嗣子の超能力事件簿 著者:西澤保彦 出版:講談社ノベルス 2006年11月 無為侵入 闇からの声 捕食 変奏曲<白い密室> ソフトタッチ・オペレーション 上地浩美♂は、馴染みの居酒屋で開店前に看板娘と飲んでいたところ、気が…