アガサ・クリスティー『青列車の秘密』
- 著者:アガサ・クリスティー(田村隆一訳)
- 出版:ハヤカワ文庫 1982年(原書 1928年)
ロンドンからパリへと向かう青列車の中で、富豪婦人の遺産を相続したキャザリンと、アメリカ大富豪の一人娘ルスは出会った。しかしリヨン駅につく直前の夜に、ルスは何者かによって殺害され、ルスが持ち歩いていた世界屈指のルビー《火の心》は盗まれてしまう。列車強盗の犯行なのか、それとも遺産相続を狙ったルスの夫の犯行か、あるいはルスが密かに会っていた元恋人ローシュ伯爵が・・・? たまたま青列車に乗り合わせた名探偵エルキュールポアロの捜査に、キャザリンは協力することに。