2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

森谷明子『七姫幻想』

七姫幻想 著者:森谷明子 出版:双葉社 2006年2月 大后の妹で小高い丘の上に館を構え、池に棲む使い神とともにひっそりと機を織る乙女、衣通姫(そとおりひめ)。彼女を見初めた大王は、体の具合が悪いにもかかわらず足しげく館に通うようになるが、ある朝、…

教育基本法改悪問題

成城トランスカレッジさんのところに掲載されていた、安倍晋三のメールがしょうもなかった。 国会では教育基本法改正案の審議が行われています。今なぜ、教育基本法を改正する必要があるのか、私の考えを改めてご説明したいと思います。 現在の教育基本法が…

安眠練炭氏の「きたろー氏の(中略)に対する反応」に対する再反応

私は昨日、安眠練炭(id:trivial)さんの最初の批判における「貧困」という根拠がよくわからない、自分はこういった意味で「そうとしか読み取れない」と書いたわけだが、という反応をしたところ、練炭さんは批判の根拠について詳細に書いてくださった。 とい…

安眠練炭氏の『ボトルネック』拙感想に対する感想に対する反応

なんだか訳の分からないタイトルになってしまった。まあ過不足ないのでこれでいいでしょう。 さて、安眠練炭さん(id:trivial)が私の『ボトルネック』の感想に批判を加えてくださった。かなりきついことも書かれているので、一応反応しておかないと寝覚めが悪…

米澤穂信『ボトルネック』

ボトルネック 著者:米澤穂信 出版:新潮社 2006年7月 高校1年生のぼく――嵯峨野リョウは、ようやく気持ちの整理がついて、2年前に恋人の諏訪ノゾミが転落死した東尋坊の崖上に来た。ぼくの家族はバラバラだ。父と母はそれぞれ恋人を作って家庭内では対立して…

天城一『宿命は待つことができる』

宿命は待つことができる 著者:天城一 編者:日下三蔵 出版:日本評論社 2006年7月 終戦後の焼け跡も生々しいころ、安ホテルでホテルの所有者梶川重作が刺殺された。現場には意識を失った女が倒れており、他に誰もいない。ホテルを出入りするためには唯一の…

島田荘司『UFO大通り』

UFO大通り 著者:島田荘司 出版:講談社 2006年7月 退職した職場の元上司との間にトラブルを抱えた男が、密室の中で、フルフェイスをかぶって白い布で体をぐるぐる巻きにし、首にマフラーをした異様な状態で殺害された。現場近くに住む老婆は、街路をUFO…

芦辺拓『千一夜の館の殺人』

千一夜の館の殺人 著者:芦辺拓 出版:光文社カッパ・ノベルス 2006年7月 森江春策の助手新島ともかは、あるとき久しぶりに再会した従兄妹の是藤紗世子の身に危険が迫っていることを察知し、森江の元を飛び出して久珠場家に潜入捜査することを決意する。数理…

第54回全日本吹奏楽コンクール(大学・職場・一般の部)結果

何かと忙しくて更新をさぼっていたら、大職一の全国大会も終わってしまいましたよ。九州の人間にとってはいささか残念な結果に。 以下プログラム・結果・ミニコメ。 第54回全日本吹奏楽コンクール 大学の部 2006年10月28日 於:宇都宮市民会館 静岡大学 (5…