芦辺拓『千一夜の館の殺人』

千一夜の館の殺人 (カッパ・ノベルス)
千一夜の館の殺人

  • 著者:芦辺拓
  • 出版:光文社カッパ・ノベルス 2006年7月

森江春策の助手新島ともかは、あるとき久しぶりに再会した従兄妹の是藤紗世子の身に危険が迫っていることを察知し、森江の元を飛び出して久珠場家に潜入捜査することを決意する。数理情報工学の稀代の天才、久珠場俊隆博士が死去し、莫大な遺産を相続することになっていた久珠場一族。しかしともかが潜入したそのときから、久珠場家の親族が一人また一人と殺されていく…。遺産目当ての犯罪なのか…? そして「千一夜の館」とは?

新島ともかの大冒険。というより大暴走。
今回は幸いイラストなどありませんでしたが、芦辺拓は新島ともか萌えを狙っているんでしょうか? まあこの人の場合作風が作風なので、萌えというよりは少年探偵もののような探偵ロマンの役割を新島嬢に託しているのかもしれませんね。
普通に面白い作品でした。
>感想ページへ