2005-01-01から1年間の記事一覧

今年もあとわずか

きたろーがブログを始めた2004年ももうすぐ終わろうとしています。 ミステリだけでなく吹奏楽の話題もするようになったことが、感想ページのみとの大きな違いでしょうか。周りにミステリも吹奏楽も、同好の士が少ないので、このブログで思ったことを書き綴り…

太田忠司『予告探偵 西郷家の謎』

予告探偵―西郷家の謎 (C・NOVELS)作者: 太田忠司出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/12メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (53件) を見る 戦争の傷がまだ癒えない1950年、名家西郷家のもとに一通の手紙が届けられた。「12月4日12時、…

全日本吹奏楽コンクール2005(その2)

シリーズのナンバーで言うとvol.11〜13。今年何かと話題の多かったビクターのコンクール全国大会大学・職場の部CDです。 ずいぶん前に買ってすでに大分聴きこみ、マイベストCDまで編集してしまったわけだが、とりあえずせっかく買ってあるので少しだけレヴュ…

有栖川有栖『幻想運河』

幻想運河 (講談社ノベルス)作者: 有栖川有栖出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/10/06メディア: 新書この商品を含むブログ (8件) を見る 気ままな異国の旅の果てにアムステルダムに居ついたシナリオライター志望の恭司は、そこで知り合った日本人たちから…

買った本

暇が無いわけでもないにもかかわらず、本を読んでいません。本が読みたくないわけでもなく、ちびちびと読んでいるんだけれども、数が多いので一冊が読み終わらない。こんな体験したことある方、いますか? それはともかく、ミステリで買ったのは以下の2冊。 …

歌野晶午『正月十一日、鏡殺し』

正月十一日、鏡殺し (講談社文庫)作者: 歌野晶午出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (24件) を見る 今回はもう一冊。歌野晶午中期の傑作短編集を一気読み。話が進むにつれてだんだん怖さ(と…

山田正紀『マヂック・オペラ』

マヂック・オペラ --二・二六殺人事件 (ハヤカワ・ミステリワールド)作者: 山田正紀出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/09/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (49件) を見る 「2・26」前夜の帝都東京。警視庁・特高の志村…

久しぶりの演奏会

おお、もう1週間も日記をつけていない。『マヂック・オペラ』は読み終わったんですが、感想を書く暇が取れないのでもうしばらくお待ちください。 そして今回書くのは吹奏楽の話題だったりする。先週の日曜日、母校の定期演奏会を見に行ってきました。1600人…

『2006本格ミステリ・ベスト10』

本格ミステリ・ベスト10 (2006)作者: 探偵小説研究会出版社/メーカー: 原書房発売日: 2005/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (34件) を見る 詳しい分析や感想はメインページのほうでやります。『マヂック・オペラ』が読み終わったら。一応購入して一…

それにしても・・・

二階堂黎人氏の恒星日記で、東野圭吾『容疑者Xの献身』に関する問題提起がなされているのを見て、唖然としました。 要するに『容疑者X』は本格ではない、という主張なのですが、この人はもともとそういうスタンスをとっている人ですし、そういうことを言っ…

買いました・買います

山田正紀『マヂック・オペラ --二・二六殺人事件 (ハヤカワ・ミステリワールド)』 買いました。大作『ミステリ・オペラ』ほど分厚くはないけど、相変わらず装丁が凄いですな。『帝都物語』を髣髴とさせるというか。今読書中です。 探偵小説研究会『本格ミス…

えらいぞ佐々木少年!

真月譚 月姫(3) (電撃コミックス)作者: 佐々木少年,TYPE-MOON,「真月譚月姫」製作委員会出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2005/11/26メディア: コミック購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (216件) を見る 月姫ファンの期待を裏切らない台詞回し…

連城三紀彦『人間動物園』

人間動物園 (双葉文庫)作者: 連城三紀彦出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2005/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 92回この商品を含むブログ (44件) を見る 県警に一本の電話がかかってきた。誘拐事件――しかし電話の主は、前日に犬の誘拐事件という間抜け…

ワトソン役の多様性

本格リングから拾い読みして興味深かったテーマに、いまさらながら言及してみます。 「ワトソン役」考 - 積読自慢はカッコワルイと思います。 dunkershigh氏が言うように、現代本格においてはキャラクター性が強調されるケースが多くなったために、本来無個…

近況

読書感想はもちろんのこと、ブログの更新も稀にしかできなくなったのは、11月の鬼のようなスケジュールのせいです。きたろーは今のところ大学に在職しているのですが、来年はどうなるか分かりません。それはともかく、今月は研究に忙殺されておりました。昨…

全日本吹奏楽コンクール2005(その1)

キングレコードへのささやかな抵抗を込めて、中学高校は買わないつもりだったんですが、誘惑には勝てず結局発売日に買いに行ってしまいました。全部買ったわけではありません。曲目、団体などから次の2枚をセレクトして購入。 全日本吹奏楽コンクール2005 高…

アガサ・クリスティー『パディントン発4時50分』

パディントン発4時50分 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,松下祥子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/10/01メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (22件) を見る パディントン発4時50分の列車の一…

「リング」といってもホラー映画ではない

のっけから寒いですね・・・すいません。 政宗九さん(id:mmmichy)主催の「本格ミステリリング」に参加してみました。 一応本格ミステリをテーマにサイトを作っている身としては、参加しておかないと損だなと。新参者ですが、みなさまよろしくお願いします。

きたろーによる「本格ミステリ私的ランキング2005」発表!

昨年もやりましたが、今年もやります。対象は各種ランキングと一緒で昨年11月から今年10月まで。ミステリ・ファンのちょっとしたお遊びです。公式ランキングである『このミス』『本ミス』などの前夜祭だと思って気軽にお楽しみください。 <本格ミステリ私的…

盗作騒ぎ・その後

例の『誰のための綾織』、「はみだしっこ」の表現を借用した問題の続き。 原書房に掲載されていた以前の謝罪文はいつの間にか消滅していて、次のような編集部による文章が掲載されました。 http://www.harashobo.co.jp/tokusetsu/repo.htm@原書房 賢明な判…

解決編

本当だったようです。 http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/koushitsu/news/20051116k0000e040027000c.html ご学友がテレビで明らかにしたって・・・別に隠す必要もないのかもしれないけど、面白いなあ。結婚式のレンタルドレスで流行るかもしれないなあ。…

噂の真相

昨日は一日中紀宮ご成婚の話をテレビでやっていたので、趣味でなくともその様子を一瞬でも見てしまわざるをえなかったのだが、いや、別に政治信条がどうのとかいう話ではなくて、ほら、人の結婚式ってなんだか気恥ずかしいよねってことです。 それはともかく…

島田荘司『摩天楼の怪人』

摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)作者: 島田荘司出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/10メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (86件) を見る 1969年、マンハッタンのセントラル・パーク・タワーの一室で、ブロードウェイの往年の大…

フランスの移民街暴動

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051108-00000001-kyodo-int http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051108-00000123-kyodo-int 今回の事件についていろいろと書こうと思ったが、はてなダイアリーの不調かネットの調子が悪いのか、3回ぐらい書き直しをさ…

大倉崇裕『丑三つ時から夜明けまで』

丑三つ時から夜明けまで作者: 大倉崇裕出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/10/20メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (23件) を見る 幽霊は存在する、ということが証明されてしまい、数多くの未解決事件のほとんどが幽霊の犯行であるとい…

あなたが選ぶ「2006本格ミステリベスト10」MY BEST RANKING

まだ島田荘司の最新作を読んでいないのですが、なんだか最近読書の時間が取れないし、個人的に今年のベストはもう確定しているので、さっき投票してきました。 投票はこちらから→http://www.harashobo.co.jp/mystery/index.htm(原書房) ぶっちぎりのベスト…

11月の購入予定本

例によって政宗九さん(id:mmmichy)のピックアップからさらに抜粋。 来年から収入が減ることが予想されるので、節約のためこれから新刊は買えなくなる予定。ブック○フと図書館にお世話になることが多くなるし、そうなると昔の本の感想が増えることになりそ…

盗作騒ぎ

飛鳥部勝則『誰のための綾織』のいくつかの描写が、三原順「はみだしっ子」連作を盗用していたものだったことが判明し、原書房は陳謝の上、『誰のための綾織』を出庫停止としたらしい。(id:trivialさんの記事で知りました) 原書房サイトhttp://www.harasho…

山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』

さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)作者: 山田真哉出版社/メーカー: 光文社発売日: 2005/02/16メディア: 新書購入: 10人 クリック: 331回この商品を含むブログ (1042件) を見る そういえば以前に「新書」のカテゴリー…

購入本

10月に刊行された残りの本格ミステリを纏め買い。といっても2冊ですが。 大倉崇裕『丑三つ時から夜明けまで』 島田荘司『摩天楼の怪人 (創元クライム・クラブ)』 これらを読んだら今年のベスト5を確定させて原書房のサイトに行くつもり。どちらもかなり期待…