森谷明子『七姫幻想』
大后の妹で小高い丘の上に館を構え、池に棲む使い神とともにひっそりと機を織る乙女、衣通姫(そとおりひめ)。彼女を見初めた大王は、体の具合が悪いにもかかわらず足しげく館に通うようになるが、ある朝、死体となっていた。使い神に守られ誰も侵入できない館で、誰がどうやって毒を盛ったのか?(「ささがにの池」)
- ささがにの池
- 秋去衣
- 薫物合
- 朝顔斎王
- 梶葉襲
- 百子淵
- 糸織草子
前に本を読んでから、もう1週間以上たっているorz
まだまだ今年度の新刊はたまっているんですが、今の忙しさでは全部読むのは無理かもしれません。
それはともかく、『七姫幻想』は今年2月の発売で、もう結構経っていますが、面白そうだとマークしていた作品でした。期待通り、歴史の世界に耽溺しつつ、本格ミステリとしても楽しめる好短編集でした。
前の『れんげ野原〜』よりもミステリとしても小説としても質が上がっていると思います。
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