歴史学

田村栄子・星乃治彦編『ヴァイマル共和国の光芒』(その2)

というわけで内容について。本書は6名の執筆者による論文集で、全部でIII部9章から成っている。 序章 ヴァイマル共和国研究史―「ナチズムと近代の相克」の視点から―(田村栄子) 第I部 「国民国家」ヴァイマルの実相 第1章 国民国家・地域・マイノリティ(伊…

田村栄子・星乃治彦編『ヴァイマル共和国の光芒』

ヴァイマル共和国の光芒―ナチズムと近代の相克作者: 田村栄子,星乃治彦出版社/メーカー: 昭和堂発売日: 2007/05メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (7件) を見る 日本におけるヴァイマル共和国研究の決定版、とも言うべきものが出た。もち…

大津留厚『ハプスブルクの実験』

ハプスブルクの実験 多文化共存を目指して 著者:大津留厚 出版:中公新書 1995年(増補改訂版 春風社 2007年) 「ハプスブルク」といえばシェーンブルン宮殿に代表される華麗な宮廷文化、マリア・テレジアやマリー・アントワネットなどの皇室の女性たちが有…