【訃報】アルフレッド・リード氏逝去

Alfred ReedAPIのサイトより)
このところ吹奏楽ネタばかりですが、吹奏楽ファンとして、このニュースには触れないわけには参りません。先週末から仕事でずっと遠出をしていたのですが、帰ってきてネットを見て驚きました。本当に残念です。
私が一番好きなリード氏の曲は「オセロ」なんですが、リード氏の訃報を聞いて思い浮かんだ曲は「春の猟犬」でした。帰宅後、福工大附属高校の「春の猟犬」を聴きました。中間部のクライマックスで涙が溢れました。その後、野庭高校の一連のリード作品の演奏を聴きました。「オセロ」「ハムレットへの音楽」「アルメニアン・ダンス」「春の猟犬」「エル・カミーノ・レアル」「ラッシュモア」・・・どれもすばらしい曲です。
こんな素敵な名曲の数々をありがとうございました。全ての吹奏楽ファンにとって、リード氏の曲はこれからも永遠の財産になることでしょう。ご冥福をお祈り申し上げます。


おがりんさんが追悼企画を提案されました。不肖きたろーもリード氏の思い出を振り返ってみようと思います。項目は少し改変してあります。
思い出のアルフレッド・リード作品 - トラックバック・ピープル
「初めて演奏したリード作品」
私が吹奏楽を始めた中学1年生のときの自由曲が「第2組曲でした。もっとも、そのときはマウスピースをブーブー吹いていたころだったので、初めて演奏したのはコンクール後の「音楽祭のプレリュード」ということになります。中坊ながらに、この曲超カッコいい!と思って必死に練習しておりましたよ。
「聴いて感動したリード作品」
もうたくさんありますね。初めて買った吹奏楽CD(吹奏楽名曲選「エル・カミーノ・レアル」)の中に入っていたエル・カミーノ・レアルにはほんとに感動しました。
それ以上に感動したのは佼成のリード氏自作自演CDに入っていた「オセロ」です。演奏自体は今でもそんなにいいとは思わないんですけど、コンクールやアマチュアの演奏会には第5楽章がない場合が多いので、初めて全曲を聴いたときは感動に打ち震えましたよ。なんて深い音楽なんだろうと。
あんまりメジャーじゃないけど、佼成の何かのCDに入っていたパッサカリアという曲にはじわじわと感動させられました。延々と重厚なハーモニーで荘厳な宗教的音楽世界を作り上げるさまは、他のリード作品にはない感動を与えてくれました。
「何度も演奏したリード作品」
本番で演奏したリード作品ということになると、「エル・カミーノ・レアル」と「オセロ」はそれぞれ2回演奏しました。「オセロ」は残念ながら例によって1、3、4楽章のみですが。
練習で演奏した回数は「アルメニアン・ダンス・パート1」が一番多いです。多分4回くらいは吹いたんじゃないかと。
「一度は演奏したかったリード作品」
なんといってもエルサレム賛歌」。大作だし、私好みのじわじわと荘厳な響きが重なり合ってクライマックスを形成する名曲。アレルヤ・ラウダムス・テ」もやってみたかった。なぜか他の奏者からは敬遠されるので実現しないんですが。
「これまでに演奏したリード作品」
・音楽祭のプレリュード
・「第1組曲」よりギャロップ
アルメニアン・ダンス・パート1
エル・カミーノ・レアル
吹奏楽のための交響的素描「オセロ」より
・序曲「春の猟犬」
・主よ、人の望みの喜びよ(編曲作品)
・思い出のサンフランシスコ(編曲作品)