「12モンキーズ」

12モンキーズ

• 監督：テリー・ギリアム
• 出演：ブルース・ウィリス、マデリーン・ストウ、ブラッド・ピット他
• 1995年公開

20世紀末、突如発生した謎のウイルスにより人類の99%が死に至り、21世紀初頭の人類は汚染された地上を捨て、地下での生活を余儀なくされていた。その原因を探るため、科学者グループは服役中の囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)をタイム・トラベラーに選び、過去の世界に送り込む。人類滅亡の元凶と見られる「12モンキーズ」という名称を教えられたコールは1996年の世界に旅立つが、機械の故障か、1990年のフィラデルフィアに来てしまった。その不審な言動から彼は逮捕され、精神病医学者のキャサリン・ライリー(マデリーン・ストウ)の立会いの下、精神病院に入れられた。そこで彼は、自分の父は神であると自称する入院患者ジェフリー・ゴインズ(ブラッド・ピット)と出会う。

人類滅亡の原因を探るために過去へとタイム・とラベルすると言う魅力的な設定。謎興味をそそる「12モンキーズ」というキーワード。犯人は最後の最後まで明らかにされず、ストーリーは終始サスペンス色に満ちている。伏線も見事に張られていて、一度見ただけでは物語設定のすべてを把握するのは難しそう。見るたびに新たな発見がありそうな、そんな味わい深い作品です。
ちょっとイカれた動物愛護主義者を演じるブラッド・ピットが特に素晴らしい。主演の2人はまあ普通かな。