テレビ朝日「題名のない音楽会」

7月10日放送分。シエナウインドオーケストラが出演するということで、ビデオにとっておいたのを昨日見ました。次回もシエナだそうです。
内容は佐渡裕指揮・シエナの演奏で「20世紀FOXファンファーレ」と「スター・ウォーズ」抜粋。「スター・ウォーズ」のほうはデ=メイ編曲のやつですね。とてもシンフォニック、というかダイナミックな音楽で、緻密とはいえないもののブラスの魅力を伝えるには十分な演奏だと思いました。
そのあとは佐渡裕スペシャル・トーク吹奏楽から音楽に入ったけど吹奏楽が嫌になった理由(やっぱりコンクールがらみのようです)とか、また吹奏楽を指揮してみようとしたきっかけとか。良いお話でした。
続いて名門・伊奈学園総合高校をモデルバンドにした佐渡裕によるレッスン。というかレッスンしてもらう必要もないくらい上手いと思ったのは私だけでしょうか(笑) 曲は「アルメニアン・ダンス・パート1」より「行け、行け」ですね。ホルン凄い。オーボエも良くあんなに指が回りますなあ。打楽器とか中低音がいまひとつ鳴りが悪いと思いましたが、伊奈らしい精緻な音楽を楽しむことが出来ました。それに佐渡裕の指導が入ると一気にダイナミックな熱演になるのだから、指揮者の違いって面白い。どっちかというと佐渡さんのように熱い演奏のほうが聴いている方としては面白いですね。
最後は会場に楽器を持ってきている人を含めて大人数での「星条旗よ永遠なれ」。こんな試みが出来るのは吹奏楽の裾野が広いからでしょう。「自由演奏会」なんかも最近流行ってますが、プロの音楽家ではない普通の市民が参加できるから、吹奏楽っていいなと思わせます。