日本テレビ「笑ってコラえて!」吹奏楽の旅スペシャル

昨日、今年の「吹奏楽の旅」総集編とも言うべきスペシャル版が放送されました。感想を簡単に。
武生東高校、前回はトランペットの3年生にスポットが当てられてたけど、今回は新部長になった大刀君(Hr)を中心に構成。3年生メンバーの大半が引退して、コンクールに向けて一致団結しなきゃいけないときに新部長が今ひとつぴりっとしない。良くあることですが、大刀君はすごく成長しましたね。全国大会の発表後の彼の台詞、なかなかあの場で言えることじゃありません。
金沢桜丘高校は、北陸大会前の合宿でコンクールメンバーが様々な苦難に遭いながらも、それをみんなで乗り越えて、醜いところもさらけ出して、本当の意味で仲間になっていくさまが素晴らしかったです。60人で演奏した「春風」、もう大泣きしてしまいましたよ。とっても感動しました。こんな良い仲間たちと、こんな素晴らしい夏を与えてくれた先生に感謝ですね! 全国大会でのサウンドも素晴らしかったです!
市立柏高校、石田先生の厳しさと優しさが随所に見られて感心しました。仁禮君のソロはドライブ感があって良かったです。今回は銀賞でしたが、柏高校らしさをこれからも追求していってほしいです。
洛南高校、宮本先生の笑顔、これにつきる。関西大会でのトラブルにも冷静に対処した部員たちの連係プレーの凄さに唖然。あれはなかなか出来ませんよ。はっきり言ってコンクール前の練習とかを見ていると楽器の音色とかは今ひとつなんですが、合奏になると凄まじい集中力を発揮するのですね。
今回は4団体を2時間でまとめなければならなかったのでちょっと詰め込みすぎた感じがしました。2,3団体くらいでいいなあ。もしくは支部大会編と全国大会編を分けてみるとか。
やはり高校吹奏楽は特別です。どんなバンドにもドラマがあり、青春がある。普通の高校生活では味わえない感動を、数十人の部員みんなが共有するというのがいいですね。そういう意味で、出来ればスペシャル以外では全国常連バンド以外の団体も取り上げるといいかもしれません。県大会カラ金が続いているところとか。福岡県とか埼玉県などの、地区予選があって県大会も支部以上に厳しい地域に限定して取材するのもいいかも。