福岡吹奏楽コンクール(中学校の部)

土日に、吹奏楽コンクールの福岡支部予選・中学校の部が行われました。
私は1日目はまったく時間がなくて行けなかったのですが、2日目は何とか昼間の数時間だけ聴くことができました。プログラムで言えば30〜40番だけです。よって、結果も聞いてません。中途半端ですみません。
聴いた中では須恵中学校が一番良かったです。課題曲はやや無個性ですが、奏者の音色が抜群に良い。指揮者が代わったのですが、実力ある先生に引き継がれたので、全国大会出場も視野に入るのではないでしょうか。「メキシコの祭り」は懐かしい名曲ですが、特に終盤素晴らしいサウンドでしたが、前半の昼間のカーニヴァルにもっと陽気さがほしいですね。全体として杓子定規で生真面目すぎる演奏です。
次に良かったのは長丘中学校。こちらは個々の奏者はそれほど上手ではないのですが、先生の指揮が本格的で、実に表現豊かに多彩なサウンドを引き出していました。それから昨年全国金賞の次郎丸中学校。指揮者が代わってしまって、個々の奏者の技術はおそらく出場団体中ナンバー1ですが、表現力やサウンド構築力が不足していると思いました。「青い水平線」の第3楽章を、きちんと原曲どおり静かに終わらせたところは良かった。
この3団体は聴いた瞬間に金賞を確信。須恵中に関しては県大会でも代表になるでしょう。3団体に次ぐのは下山門中学校高取中学校。金賞を取れたかどうかは微妙ですが、先生がきちんと曲をアナリーゼしているのが分かります。そういった基本的なところができていない学校が大多数だっただけに、これらの団体には癒されました。ただこの2団体は、演奏は音楽的でしたが音量が鳴っておらず、各楽器本来の音を身に付け切れていないと感じました。
いつもならプログラムも書くのですが、数が多いので今回は見送り。中学校の部は都合がつかず、県大会も九州大会も見に行けなくなったのが残念。
まだ夏は長いです。出場された生徒の皆さん、お疲れ様でした。そして勝ちあがった団体の方は、頑張ってください。