大倉崇裕『警官倶楽部』

警官倶楽部 (ノン・ノベル)
警官倶楽部

  • 著者:大倉崇裕
  • 出版:ノンノベル 2007年2月

 「警官倶楽部」――それは鑑識、盗聴、尾行、情報収集、射撃など、本職顔負けの技術を持った警官マニアたちが、警察の真似をして現場で捜査の真似事をする秘密組織だ。メンバーの森田と関谷は警官の制服を着て、とある宗教団体の車を襲い、お布施金300万円を強奪した。彼らはそれを仲間の借金返済に充てようとしたのだ。しかしそれとときを同じくして、仲間の一人の息子を標的にした誘拐事件が起こる。強盗、誘拐、ヤクザ、カルト教団とのトラブルと、事件は複雑さを増していく。「警官倶楽部」の仲間たちは、このピンチをいかにして切り抜けるのか!?

>感想ページ