鮎川哲也の文庫
「きたろーの本格ミステリ雑感」では今鮎川哲也強化月間を展開中なのですが、本を読むのに相当時間のかかる私のこと、いつ終わるのか見当もつきません。
で、参考までに今のところ現役で手に入る鮎川哲也の文庫本をリストアップしてみます。(カッコ内の年号は単行本初出年です)
長編
- 『ペトロフ事件』(1950年)光文社文庫
- 『黒いトランク』(1956年)光文社文庫・創元推理文庫
- 『りら荘事件』(1958年)講談社文庫
- 『憎悪の化石』(1959年)創元推理文庫
- 『黒い白鳥』(1960年)創元推理文庫
- 『人それを情死と呼ぶ』(1961年)光文社文庫
- 『翳ある墓標』(1962年)扶桑社文庫(昭和ミステリ秘宝)
- 『偽りの墳墓』(1963年)光文社文庫
- 『死のある風景』(1965年)ハルキ文庫・創元推理文庫
- 『準急ながら』(1966年)光文社文庫
- 『鍵孔のない部屋』(1969年)光文社文庫
- 『風の証言』(1971年)創元推理文庫
- 『戌神はなにを見たか』(1976年)光文社文庫
- 『沈黙の函』(1979年)光文社文庫
- 『朱の絶筆』(1979年)講談社文庫
- 『王を探せ』(1981年)光文社文庫
- 『死びとの座』(1983年)光文社文庫
短編集
全26冊。感想をすでに書いているのはわずか5冊。まだまだ先は長そうですね。かなり長く楽しめそうです。『朱の絶筆』はたぶん絶版ですが持ってます。同様に『りら荘事件』も持ってますが、今度創元推理文庫に入るそうですね。以前は新刊でも見かけた文庫版の『死者を笞打て』も創元に入れて欲しいところ。
他にも鮎川哲也の長編には、『白の恐怖』『砂の城』『宛先不明』『積木の塔』という作品があるそうですが、極めて入手困難なのだそうです。
短編集は、創元の2冊に入っていないものは出版芸術社の5冊の全集でカバーできるそうですが、そこまでする金銭的余裕もありません。まあ、まずは「三番館シリーズ」全6巻を順番に読んでみましょうか。
上のリストを作成するに当たっては、http://homepage1.nifty.com/kokubyaku/ayukawa.htm(黒白さま)のページを参考にさせていただきました。『黒いトランク』を読んで興奮して他の方の感想を探しているうちに行き着きました。凄いホームページです。