2007-01-24 大倉崇裕『福家警部補の挨拶』 新刊ミステリ 福家警部補の挨拶 著者:大倉崇裕 出版:東京創元社 2006年6月 最後の一冊 オッカムの剃刀 愛情のシナリオ 月の雫 世界の絵本の稀購本を集めた江波戸図書館の書庫で、現オーナーが古くなって崩れ落ちた本棚の下敷きになって死んでいるのが発見された。図書館を売却しようとしていた現オーナーを疎ましく思っていた館長の天宮祥子が事故を装って殺害したのだが・・・。(「最後の一冊」) 新刊というには、ちょっと前に出た本ですが。 「刑事コロンボ」マニアによる「刑事コロンボ」に捧げるオマージュ。だからといって間口が狭いわけではなく、誰でも楽しめるエンターテインメントに仕上がっているところはさすがです。 昨年出たミステリ短編集の中でも上位に位置するのではないでしょうか。 >感想ページ