昨日のNHK

私は別に乱歩好きでもなんでもないんですが、昨日の「その時歴史は動いた」は江戸川乱歩と日本ミステリの黎明がテーマでしたね。
時代描写の映像資料と併せてみると、戦中戦後のミステリ文壇がいかに困難な状況に置かれたのかが分かります。ちょっと『少年検察官』を思い出しました。あのような社会に二度とならないように、我々も注意深くならなければいけないと思います。それと関連して、ゲストの森村誠一氏の最後のまとめは、かなり風呂敷を広げたものでそのままテーゼとして使えるものではありませんが、考えさせるものでした。
乱歩の肉声や戦前の肉筆原稿、それに乱歩邸土蔵や伝説の『貼混年賦』など、乱歩ファンにはたまらない映像が満載だったのではないでしょうか。
ビデオが故障中で保存できなかったのがきたろー的に残念です。