今回は4冊同時アップ

法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー (角川文庫)

法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー (角川文庫)

テロリストのパラソル (講談社文庫)

テロリストのパラソル (講談社文庫)

QED 神器封殺 (講談社ノベルス)

QED 神器封殺 (講談社ノベルス)

マジックミラー (講談社文庫)

マジックミラー (講談社文庫)

たまっていた既読分感想を、とりあえずアップしました。なんと1ヶ月ぶりの更新。でも読んだのは4冊。とほほ。
法月綸太郎編『法月綸太郎本格ミステリ・アンソロジー』は、ラインナップはマニアックで曲者ぞろいですが、そういうのが好きな人にはたまらないセレクト。
藤原伊織『テロリストのパラソル』は、前にも言ったけど連れ合いのお勧めで読みました。「ハードボイルドというのはこういうものだ」ということが分かっていれば、より深く楽しめるかと。感想は新本格の視角から評価ポイントを挙げたりしてます。
高田崇史『QED 神器封殺』、今回の歴史の謎はスケールが大きい! 袋とじにするのも納得。スケールが大きい分、今回は現実の事件との乖離もいつも以上にまたはなはだしいが、これだけ読ませてくれればということで、いつもはこのシリーズに点が辛いきたろーも少し高評価。
有栖川有栖の最初期のノンシリーズ長編『マジック・ミラー』、これは面白かった! 鮎川哲也も真っ青のアリバイ・トリックの新機軸。やっぱりデビュー当初の新本格作家は気合が入ってますなあ。これからしばらくは有栖川有栖を特集します。
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