中西智明『消失!』

消失! (講談社文庫)

消失! (講談社文庫)

新本格最強の一発屋中西智明の『消失!』をようやく読むことが出来ました。というのも書店ではどこにも売っておらず、アマゾンでも扱っていない状況だからです。きたろーは某ブッ○オフで見つけました。読者を騙すことだけに全神経をすり減らした力作、評判どおりの出来でした。

知能犯罪が比較的よく起こる事で知られる高塔市で、見事な赤毛の持ち主のみを狙った連続殺害事件が発生した。第一の事件では、バンドメンバーの練習場所によく出入していたマリーが殺され、密室の中から忽然と犯人が消えうせ、メンバーが通報のために目を離した隙に何と死体も消失していた。第二の事件では、夫の死別した主婦が溺愛する裕二が被害者となった。裕二の死体を発見した主婦は半狂乱になって、現場にいた黒づくめの男を追ったが、駐車場の袋小路で男は消失し、そしてやはり死体も失われていた。そして第三の事件は、町を代表する名探偵の目と鼻の先で起こった。3つの事件は相互にリンクしており、探偵は真相を追うが・・・。

まあなんというか、バカミスなんですけどね(笑)
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