九州大学吹奏楽連盟合同演奏会
九州大学吹奏楽連盟合同演奏会
2006年9月3日 於:アクロス福岡シンフォニーホール
第1部 ポップスステージ
- スカイハイ
- ムーン・リヴァー
- ソーラン節
- ミュージカル「キャッツ」より メモリー
- スクーティン・オン・ハードロック(デイヴィッド・ホルジンガー)
第2部 ステージマーチングショウ
- ミュージカル「オペラ座の怪人」より(アンドリュー・ロイド・ウェッバー)
第3部 シンフォニックステージ
- 絵のない絵本(樽屋雅徳)
- 歌劇「トゥーランドット」より(ジャコモ・プッチーニ/真島俊夫編)
- 序曲「ピータールー」(マルコム・アーノルド/近藤久敦編)
久しぶりに行ってきました。
1部のポップスステージは、きたろーの持つ「1部隊」のイメージからすると、随分とまとまっていたように感じました。ただその分、バカさやはじけっぷりがないのが今風といえば今風なんでしょうか。「ソーラン節」はジャズ風で訳が分からんがとにかくよし、といった感じ。「スクーティン」は指揮者のノリがよく、一聴衆としてちゃんと楽しめる出来でした。一緒に聴きに行った吹奏楽初心者の嫁が、この曲をいたく気に入っておりましたよ。
マーチングはちょっと消化不良かも。構成が悪いのか、曲間の拍手がすごくしづらい。ソロへの拍手もまばらで、もっと演出を考えるべきではなかったでしょうか。プレイヤーが頑張っているのは良くわかるんですが。2部隊OBのきたろーとしては残念な出来。
3部はいつもの出来。選曲は吹奏楽ファンからすると微妙で、大学生ならもっと他に取り上げるべき曲があるだろうと小一時間問い詰めたい。指揮者によって違いがはっきりしているところは面白く、「トゥーランドット」を指揮した長崎大学の学指揮は、きっちり吹かせて堅実に仕上げるタイプ。「ピータールー」の福岡教育大の指揮者は細かいところはともかく情熱でゴリゴリ押すタイプ。奏者の技量がそれなりにあれば、後者のほうが聴衆としては面白く聴けます。ただ今回は、「ピータールー」の終盤ややトロンボーンが暴走気味であんまりでした。
良くも悪くも1週間の合宿の成果以上でも以下でもないステージ。お疲れ様でした。